肌のハリを取り戻すための食べ物ってどんなもの?

「食べ物からコラーゲン」の勘違い

テレビのグルメ番組などで、若い女性が鶏肉を長時間煮込んだ料理を食べながら「コラーゲンたっぷりなんですね♪」と嬉しそうに食べているシーンを見たことはありませんか?

お肌の奥にあるコラーゲンは、ちょうどベッドのスプリングのように機能していて、お肌のハリと弾力を生み出しています。

コラーゲンをたくさん食べると、お肌の奥のコラーゲンが増えて、ぷるぷるとしたハリのあるお肌になると思っている方は多いようです。

でも、残念ながら、食事でコラーゲンを摂取してもそれが直接お肌のコラーゲンとなるわけではありません。

食べ物のコラーゲンは他のタンパク質と同じく、体の中で分解されてアミノ酸となり、体の細胞を作る元となります。

ですから、コラーゲンだけを意識して多く食べる必要はなく、牛肉や豚肉、鶏肉、魚、豆類などさまざまな種類のタンパク質をバランスよく食べればいいのです。

肌細胞の元はタンパク質

お肌のハリやたるみ解消を意識する時だけでなく、美容を意識した食事というと、野菜中心の食事にすることだと考える方も多いですね。

ハリがなくなる原因の一つに活性酸素の影響がありますから、抗酸化物質を豊富に含む緑黄色野菜を積極的に食べることは確かに大切です。

しかし、お肌の材料、つまり肌細胞を作る元となるのはタンパク質と脂質です。

タンパク質はコラーゲンの再生のために必要不可欠な栄養素なのです。

太りたくない、ダイエット中だからということで野菜サラダしか食べないということでは、お肌のハリと弾力は生まれません。

良質のたんぱく質である、豚肉や鶏肉、魚、お豆腐や納豆などをバランスを考えながらメニューに取り入れましょう。

また、脂肪を極端に制限する方もいますが、脂質は細胞壁を作る材料となりますし、お肌のハリと弾力、うるおい保持に大切な栄養素です。

質の良い脂質を適量摂取することは大切です。

お肌の老化を防ぐ食べ物を選ぶ

お肌のハリを取り戻すためには、お肌が自らコラーゲンを再生する力をサポートすることです。

年齢とともにお肌のハリがなくなるのは、お肌の細胞がコラーゲンを再生する力が弱くなるからです。

この肌細胞の老化と関係が深いのが活性酸素の影響です。

人間の体には活性酸素に立ち向かう力が元々備わっていますが、この力も年齢とともに弱くなります。

そこで大切となるのが活性酸素に立ち向かう力、抗酸化力を持つ食べ物を積極的に食事で摂取することです。

抗酸化力のある食べ物とは、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを含む物で、下記の表の通りです。

こうした抗酸化力のある食べ物を組み合わせてメニューに取り入れることで、それぞれの抗酸化力が相乗効果でさらに強力になります。

また、活性酸素を増やしてしまう食べ物、例えば、食品添加物を多く含む加工食品や、酸化した油脂が良くない時間の経った揚げ物などはできるだけ食べないようにしたいものです。

肌にハリを取り戻すためのおすすめの食べ物

食べ物 説明
うなぎ ビタミンAが1500ugRE、ビタミンEが4.9mgに良質なたんぱく質も豊富
豚ヒレ肉 ビタミンB1を豊富に含みながらも脂肪は控えめで低カロリー
鶏むね肉 高タンパク低カロリー食材の代表。調理にひと工夫するだけでグッとジューシーに
アーモンド ビタミンEが29.4㎎とトップクラスの含有量。抗酸化作用のある不飽和脂肪酸も豊富。高カロリーなので食べすぎに注意。
モロヘイヤ ビタミンAが840ugRE、ビタミンEが6.5mg、ビタミンCも豊富
パプリカ(赤) ビタミンCが170㎎、ビタミンEが4.3㎎と抗酸化ビタミンが豊富
ブロッコリー ビタミンCが120mg、ビタミンEが2.5mgと抗酸化ビタミンが豊富
かぼちゃ ビタミンCが43mg、ビタミンEが4.9mgと抗酸化ビタミンが豊富
にんじん 抗酸化力の強いがβ-カロテンが8200ugと豊富

柔らかい食べ物ばかり食べていると、どうしても口角の筋肉が鍛えられずに筋力が弱くなり、頬から口周辺のハリがなくなってきます。

噛み応えのある食べ物を良くかんで食べることもハリを取り戻すための食事を考える際に覚えておきたいことです。